ご挨拶

人間教育をする進学校
東大谷高等学校 校長 神代一徳

 東大谷高校の校門には、「礼をして入りましょう」の表示板が置かれています。
 朝、登校してくる本校生は、「今日一日、よろしくお願いします」の気持ちを込めて校門で立ち止まり一礼をし、一日の学校生活が始まります。授業開始前には、毎日、HR教室(時には講堂)にて「朝礼」を行います。バッハの「G線上のアリア」が流れる中で瞑想を行い、静かに自分を見つめます。その後、全員で讃仏歌を斉唱、聖典を唱和し合掌。「おはようございます」の声で、一日の生活が始まります。一日の終わりも、同じように「終礼」を行い、校門を出るときには「今日も一日ありがとうございました」の気持ちを込め一礼し、下校します。これが、東大谷高校で受け継がれてきた百有余年の伝統です。
 本校は、建学の精神に基づく宗教的情操教育を通じて、品格と礼節を備えた人間を育成するとともに、最新の校舎、教育施設・設備のもと、2020年の大学入試改革に向けて、時代の変化を切り拓く高い志を育み、生徒・保護者の進路希望を実現する進学校として着実に前進しています。
 中学生の皆さん、東大谷高校で充実した高校生活を送り、「新しい自分」を創造してみませんか。


周囲に感謝して生きる喜びを感じられる人に
学校法人大谷学園 学園長 左藤恵

 泉ヶ丘校舎は、空気の澄んだ自然豊かなエリアです。人工芝のグラウンドや近代的な体育館、最新設備を持つ校舎を備えた開放的な環境のなかで、伸び伸びとした学園生活を過ごしていただけます。また、泉ヶ丘には、大阪市内や南大阪など広範なエリアから通学することができます。男性女性に関係なく、個性あふれる生徒が集まることで、今まで以上に教育の幅や進学先、社会での活躍の場が広がっていくことに期待をしています。当学園としても近隣にある大阪大谷大学との連携を強化し、新しい学びの機会を増やしていきた考えです。
 かつての日本には、家族の絆、地域内の絆がしっかりと存在していました。戦後それが急速に失われかけましたが、今日また「絆の重要性」が認識されるようになりました。「絆」は語源に「綱」を持ちます。綱を太く縒(よ)るためには、何より社会を構成している一人ひとりが「寄り添う」ことが肝要であります。従って、社会貢献は私たちの使命といっても過言ではありません。当学園の建学の精神である「報恩感謝」を3年間でしっかりと身につけ、周囲に感謝して生きていくことに喜びを感じ、何事に対しても前向きに取り組んでいける、そんな人材を育て、これからも社会貢献に努めてまいります。


どんな時代も乗り越え、逆境に耐えられる精神
学校法人大谷学園 理事長 左藤一義

 東大谷高等学校は「報恩感謝」の精神を次代の母たるべき女性に伝え、子どもや孫に伝承させていくことを目的に、明治42年に設立されました。この精神は未来永劫変わることはありません。複雑化する人間関係などストレスが増加する現代社会においては、より多くの人たちに感謝の心を伝えていく必要性が一層高まっています。どんな時代も乗り越え、逆境に耐えられる自立した人材、そして自分の価値観だけにとらわれず、素直に物事を見ることのできる人材を輩出していきたいと考えております。
 泉ヶ丘校舎新設を機に、生徒一人ひとりの得意科目を伸ばしていくための新カリキュラムをスタートさせ、多様化する生徒のニーズに応えるとともに、国際感覚を身につけ、情報化社会にも対応できるような人材の育成を進めています。このように皆様方の意見に耳を傾けつつ、新しい取組みに挑戦し、よりよい学びの場を提供してまいります。
 最後に、100有余年の女子教育の伝統の上に、今後は男子教育の伝統を新たに構築していく必要がありますが、例えば釈迦の説法が「対機説法」「応病与薬」と言われ、あるいは『仏説阿弥陀経』にも「青色青光、黄色黄光、…」とあるように、男女の違いを認めあい、それぞれの性格や能力などを充分勘案した教育が何よりも肝要だと考えております。